平安時代に誕生した風呂敷は、現代ではエコバッグ・買い物用袋の代用としても大いに活躍をしている品です。なかには結納や引き出物を包むのに活用をしたという方も多いものでしょう。
多くの方が使うのが無地風呂敷ですが、この風呂敷を活用する際にあるタブーがあるのをご存じですか。それは結び方であり、基本は縦むすびをして用いるものです。ではタブーとなるのはどのようなスタイルかというと、ちょうちょ結びとかたむすびというものになります。
無地風呂敷だとあまり気にしないで良いように感じますが、この解釈は間違っているので注意をしないといけません。一切のマナーを不要とするのは、花柄などの柄物の風呂敷の場合に限ります。無地風呂敷はフォーマルシーンで用いるので、とても重要な決まり事を守る必要があるわけです。
まず冠婚葬祭の冠婚で使う場合はむすび目が見えないようにするのも、特徴となるので覚えておこことです。葬祭ではその反対で持ち手となる箇所を硬く結ばないといけないのが特徴。
もしご自身で把握をするのが難しい場合は、ネット検索でマナーを見て、対応をすることです。何度もご自身で練習を重ねると覚えることができます。
タブーがない風呂敷のポイント
ではまったくマナーを守らないでいい風呂敷とは、一体どのようなものなのでしょうか。それは普段使いになる柄物であり、今現在多くの方がエコバッグや買い物用袋で使用をされているものです。
最近だとかなり注目を集めるようになったので、いろんな人気キャラクターの商品が販売をされるようにもなりました。基本は無地風呂敷ですが、この場合も冠婚葬祭用でなければルールを守る必要はありません。インターネットで検索をすると、とてもお洒落な結び方を紹介するサイトもあります。
その一例を述べていいます。まずワインボトルようなら、真ん中で持ち手を作る使い方が可能です。2本を対になるように向かい合わせて寝かせ、そこで一回布でくるみます。あとは2本とも立てておけば、持ち手も自然と完成です。ケーキやパンなどの立体物を入れる場合は、包装紙の閉じ方で持つ事もできます。
さらには何も入れない状態で取っ手を作れば、買い物袋にすることも可能。一切のルールなしで結べるので、アイデア次第でいろんな活用法を生み出すことができます。基本スタイルを守るのも大切ですが、アイデアで形を変えていくのも現代的で楽しい使い方といえるものです。