風呂敷は遡れば室町時代から使われていたことが文献から分かり、
一枚の長方形の布であるにも関わらず、とても使い勝手の良いアイテムです。
基本となるのは物を包むことで、箱や書籍といったものはもちろん、
ワインや鉢植えといったものも簡単に包んで持ち運びすることができます。
中身によってさまざまな包み方ができて、しかもデザインも豊富に揃って
いるのでお使いの時など紙袋やビニール袋に入れて届けるよりも、
優雅な印象を与えることができて利用されることが多いです。
最近は和柄だけではなく、チェックや水玉、幾何学模様など多様性が出て
いて、好みや趣味で選べます。さらに素材にもこだわりがあり、技術力に
よって生み出された撥水風呂敷もあるので便利です。
これまで風呂敷というのは布であり、雨など水には弱いものでした。
風呂敷だけではなく、包んでいる中身も濡れてしまっては意味がなく、
雨の日には使えません。
そこでよい使い勝手を良くしたいと考えて開発されたのが撥水風呂敷で、
特殊な加工によって水を撥じく布となっています。
特徴としては防水ではなく撥水で、織り目を塞いでいないので通気性が保ち、
ムレることがないのでスカーフや膝掛といった用途にも利用できて、一枚
持っておくと便利です。
一般的な風呂敷としての他に、撥水だからこその使い方もできます。
風呂敷は縛ってバッグを作ることもできて、鞄の中にしまっておいて、
急な買い物で荷物が増えた時などに役立てる人が多いです。
包むものを選ばず、さらに折りたためばとても小さくなるので場所を
取らずに済みます。さらに撥水だからこその利用法として、バッグではなく
バケツとしても使えます。
キャンプやバーベキューなどアウトドアの時にさらに災害時に水を汲む
必要が出た時に風呂敷がバケツになるのは便利で持っておくと安心です。
雨の日はもちろん、水を汲むといった目的にも使用できるので、何かの時に
備えて鞄の中にしまっておくと役立ちます。