風呂敷は日本で、物を包んだり収納したりする時に昔から使われて
きたアイテムです。
一枚の布で様々な物を包むことができます。
ただ、西洋文化の普及と共に使用されることが少なくなっていました。
しかし、最近では物の形や大きさに関係なく自由に包むことが
できると、その価値が見直されてきています。
使わない時には畳んで小さくしまっておけるというメリットもあり、
モダンなデザインやスタイリッシュなデザインなど現代風のものも
増えてきています。
また、レジ袋の代わりに使用するとエコにもなるとして、環境問題への
効果も期待されるようになりました。
風呂敷に使用されている素材には、大きく分けると絹や木綿、
化学繊維といった種類があります。さらに細かく分類すると、絹には
絽やちりめん、白山紬といった種類があります。
木綿には、シャンタンやブロード、サザンクロス、縞などがあります。
化学繊維にはレーヨンやナイロン、アセテート、ポリエステルといった
種類があり、それぞれ特色が異なっています。
シャンタンは中国の山東省で生産されていた絹織物を元にしており、
それが名前の由来にもなりました。
横糸の太さが均一ではないため所々に太い箇所があり、縦方向に
不規則な凹凸が生まれます。独特の風合いが特徴の素材で、丈夫で
使いやすく高級感もあります。
そのためシャンタン風呂敷は、普段使いにもフォーマルな場にも適しています。
家庭の洗濯機で洗えるので、お手入れも簡単です。